本日公開したYouTubeのショート動画の紹介です。
「超越瞑想」の本の210ページからの抜粋です。
第三部 生きる技術 第五章 行動の技術 (b)集中する能力
「実際に集中力を支えているのは、注意の対象から得られる喜びと幸福の強さなのです。」
動画では、「注意の対象」を「その対象」としました。少し簡単にして、読みやすくすることが目的です。
ちなみに、原文はこのようになっています。
"However, the ability to concentrate in actuality depends upon the degree of joy or happiness which the point of attention is able to provide the mind."
「depends upon」という熟語は、「基づいて」や「頼る」「依存する」という意味です。
それなので、何かを行うときの楽しさが大きいほど集中力が大きくなるという感じですね。
体験的にも、たとえば美味しいものを食べるときには集中しますし、面白い映画を観ているときも集中します。
お笑い番組を観ていると時間を忘れますね!
「注意の対象」
というのは、観ているだけではなくて、聞いたり触ったり、あるいは頭の中で何かを考えているときもあるので、それを幅広くカバーしている表現だと思います。
ちなみに、「However」から始まっているのは、その前の文章の否定です。その前の文章は、以下の通りです。
「集中力は心の質と強さによって決まる、というのが一般の考えです。しかしながら、・・・」
普通は、「集中力がある」とか「ない」というのは「精神力」や「頭のクリアな状態」というイメージがありますが、実際にはそうでもないということです。
お酒を飲んで寝ぼけている状態でも、話に集中している人っていますよね。
大抵の場合、「集中力」というと「勉強するときに必要な能力」で、その能力を高めたいと思ったりしますが、どちらかというと勉強に楽しさや喜び、幸福感を求める方が良さそうです。
やりたくない勉強をするときに集中するのは難しいというのは経験としてありますね。
終わった後に頑張った自分にご褒美をあげるのは、集中力を上げるためには効果がありそうです。
時間が無いときほど集中力が発揮される場合がありますが、それは達成感の喜びを目指す行動なのかもしれません。
マハリシは心を扱う専門家なのだなあ、と今回も思いました。
超越瞑想の実践と共に、マハリシの知識に触れることは人生を豊かに過ごすことになると思います。