暑い季節がやってくると、アーユルヴェーダでは「ピッタ」のバランスを意識する時期になります。
ピッタは、消化や代謝、そして物事を理解したり判断したりする力と深く関わるエネルギーです。適度なピッタは私たちに活力を与えてくれますが、夏の強い日差しや暑さによって過剰になると、心身にさまざまなサインが現れることがあります。
たとえば、いつもよりイライラしやすい、体に熱がこもる感じがする、食欲や消化の調子が乱れる……。そんな時は、日々の食事や過ごし方を少し見直してみましょう。
マハリシ・アーユルヴェーダでは、季節に合わせた食材選びが大切だと考えます。夏は、体に負担をかけにくく、軽やかで水分を含む食材がおすすめです。
メロン、梨、イチジクなどの旬の果物は、暑い時期の食生活に取り入れやすい食材です。新鮮でみずみずしい食べ物を選ぶことが、夏を快適に過ごすポイントになります。
夏に取り入れたいタンパク質
暑い時期のタンパク質補給には、レンズ豆、ひよこ豆、豆腐などの植物性食品がおすすめです。消化しやすく、満足感も得られます。
ナッツや種子類も、サラダやスムージー、間食などに手軽に加えられます。ただし、消化の負担を考えて、一度にたくさん食べるより少量ずつ楽しむことが大切です。
鉄や亜鉛を意識した食事
ほうれん草、豆類、かぼちゃの種などは、日々の食事で鉄や亜鉛を補う心強い食材です。
さらに、パプリカなどビタミンCを含む食材を組み合わせることで、鉄の利用をサポートできます。
色鮮やかな食材をバランスよく取り入れることは、楽しみながらできる食養生のひとつです。
夏の水分バランスを支えるカリウム
汗をかきやすい夏には、体内のミネラルバランスにも気を配りたいものです。
バナナ、アボカド、メロン、じゃがいもなどのカリウムを含む食材は、夏の食卓に取り入れやすいでしょう。
暑さによって失われやすいものを、食事からやさしく補う。それが夏を健やかに過ごすためのシンプルな知恵です。
アーユルヴェーダの考え方を取り入れながら、自分の体調に合わせた夏の過ごし方を楽しんでみませんか。
