アーユルヴェーダでは、人の体質をヴァータ・ピッタ・カパという
三つのドーシャと呼ばれる基本原理に分けています。
ヴァータが乱れると
落ち着かなくなったり、心配事が増えたりします。
ピッタが乱れると
イライラしたり、怒りっぽくなったりします。
カパが乱れると
怠惰になったり、体が重く感じたりします。
これは人間の体質について述べたものですが、一日の時間帯の中にも、
以下のように、この原理が応用されています。
時間帯 | ドーシャ |
6時~10時 | カパ |
10時~14時 | ピッタ |
14時~18時 | ヴァータ |
18時~22時 | カパ |
22時~2時 | ピッタ |
2時~6時 | ヴァータ |
朝起きる時間
午前6時からはカパの時間帯になります。
カパは重たく怠惰な質がありますので、この時間帯に起きると、
ゆっくりした動作になり、活発な動きがしづらくなります。
これが、朝起きるのは、午前6時前が良いと言われる理由です。
夜寝る時間
夜の22時からは、ピッタの時間帯になります。
ピッタは活動に適した時間帯で、頭がさえたりする時間帯です。
ですので、22時以降に寝ようとすると、頭がさえて、
なかなか寝付けないようになったりします。
このように、一日の時間帯の中で、どのドーシャなのかを知ることで、
生活を健康的に、より良く過ごすことができます。
これはマハリシ・アーユルヴェーダに限らず、古代から伝えられている
アーユルヴェーダの知識です。