1999年暮れから2000年の初頭にかけて、オランダでマハリシ・スターパティヤ・ヴェーダのコースが開催されました。
参加者は、各国から約20名で、ほとんどがヨーロッパの人たちでした。
コースでは初日から、宇宙の壮大な話で幕が開きました。
その後、インドの寺院建築についての解説が始まりました。
知らないことばかりで、とても興味深い内容でした。
そして寺院建築。
そして寺院建築。
一か月が過ぎた頃、
「そうかあ、ヴェーダの知識だから、寺院建築は無理もないな」
と参加者たちの誰もが思っていたと思います。
そして寺院建築。
二か月のコースも、残り二週間となった頃、参加者たちがざわめき始めました。
参加している人たちの中には、各国の一級建築士の人たちもいました。
彼らは、自分たちでスターパティヤ・ヴェーダに基づいた建築設計をしたかった人たちでした。
寺院を建てたいわけではありませんでした。
「いつまで寺院建築が続くのだろう」
「一般住宅の話は、コースが終わるまでに出てくるのだろうか」
心配になってきました。
休み時間の度に、そんな話になりました。
そして最後の二週間。
やっと一般住宅についての解説が始まりました。
参加者たちは真剣でした。
スターパティヤ・ヴェーダは建築のためのヴェーダの知識ですが、事の始まりは、寺院を建てるためだったのかもしれません。
現在では、一般住宅のコンサルテーションが行われ、日本を含む各国で、スターパティヤ・ヴェーダに基づいた家が建てられています。
その起源は寺院であるのかもしれません。
そう考えると、ヴェーダの叡智に対して、いっそう感慨深いものがあります。