「星における人生の段階」として、前回、2025年5月25日に投稿しました。
この時は、星が星座に位置する角度で、人間で言うところの、人生の段階があることを書きました。
その時期の段階の名称を見れば、おおよその見当はつくのですが、その中の二つについてお話しします。
一つは、「死亡期」とされる星の状態です。
これをサンスクリット語では、ムリタ・アヴァスタ(Mrita Avastha)と言います。
ムリタは、サンスクリット語で「死んだ・死のような状態」を意味し、
アヴァスタは、「状態・段階」という意味です。
星が星座のこの角度にあると、力が最も弱い状態になるため、その人が成功するには、通常以上の努力が必要になります。
しかしながら、通常以上の努力をしたにも関わらず、結果は期待したよりも少ない状況になります。
つまり、ハードワークの努力が報われにくいことを知っておく必要があります。
このことは重要であるため、コンサルテーションで指摘されることがあります。
一方、「青年期」と呼ばれるユヴァ・アヴァスタ(Yuva Avastha)は、星が最も力強く活発で、成熟している状態です。
ユヴァとは、若者・青年を意味します。
星がこの角度にあると、行動力・判断力・効率性が高くなり、人生において、その星の役割に強さと自信が与えられ、結果をもたらしやすくなります。
ジョーティシュでチャートを分析する時には、様々な面を考慮します。
今回のように、星が星座のどの角度に位置しているかによって、死亡期(ムリタ・アヴァスタ)であるか、青年期(ユヴァ・アヴァスタ)であるか、なども考慮します。
マハリシ・ジョーティシュでは、こうした要素を総合的に分析する結果、信頼性の高い回答を得ることができます。
星が星座に位置する角度とその状態
0°〜6° 幼少期
6°〜12° 少年期
12°〜18° 青年期
18°〜24° 老年期
24°〜30° 死亡期