1999年の暮れから2000年初頭にかけて、オランダで開催されたマハリシ・スターパティヤ・ヴェーダのディレクター・コースに、通訳として参加しました。各国から約20名が参加していました。
コースの始まりは、宇宙の話から始まりました。
ヴェーダの知識から始まり、壮大な話で幕が開きました。
その時、講義をしていたのは、スターパティーと呼ばれる人でした。スターパティヤ・ヴェーダを教える人なので、スターパティーと呼ばれていました。
小柄なインド人の年配の方で、参加者がちょっとでも理解できないと、顔を赤らめて怒りだす人でした。
一般に言われているように、そのコースでも、東の方角が吉兆であるとの話がありました。
会社や事務所で、机の向きを東にすることはできますが、コースと言えども、常に参加者が東向きに座ることはできません。
興味深いことは、そのスターパティーを見る方角が、「東」になる、ということでした。
スターパティーがどの方角に座っていても、です。
ヴェーダには、師に対する敬意が払われる伝統が、今も続いているようです。